医療系の学校

東京医学技術専門学校

受験資格

医療に携わる職業は医師だけでなく看護師や臨床検査技師やその他の職種と沢山あると思います。
それらの資格を取得するにはどうしたら良いのか?と思い調べてみると、医師だけは4年生の大学の医学部を卒業する事が国家試験の受験資格となっていますが、その他の医療に携わる職業の殆んどは、大学以外の学校で受験の資格を与えられる事が多いようです。
例えば看護師は、看護師養成所で所定の単位を修得し、所定の実習を経験すれば国家試験の受験資格を得る事が出来ます。
同様に臨床検査技師も高等学校を卒業した後に3年以上の所定の臨床検査技師養成学校を卒業すると得られる国家試験の受験資格で、無事に合格をすると免許が与えられます。
臨床検査技師の仕事とは、血液中の菌を検索する「微生物学的検査」や血清やリンパ球から免疫力の検査をする「免疫学的検査」、人間の組織の変化から病気を見つける「病理組織細胞学的検査」等で、その他の尿中のタンパク質などの有無を調べる一般検査等を合わせると、約7種類程の検査があるようです。
このような仕事である臨床検査技師の養成所の1つである「東京医学技術専門学校」では、3年間に渡り臨床検査技師として即戦力となれるようにカリキュラムが組まれています。
勿論、国の定める臨床検査技師養成学校となっているので、卒業と同時に国家試験を受験する資格を得る事ができるということです。

東京医学技術専門学校

 
まず最初の1年間で、専門的な学習よりもまずは一般教養についての知識を充実させる事から始まるとのことです。
現代国語というべき人文学(現代国語)、社会等の知識を強化させる他、強化や科学や生物、物理、数学も重要な科目となっています。
2年生では専門科目と基礎科目を関連付けた授業で、基礎的な技術をマスターする事を目的としていて、臨床検査の広い分野での理論と修得に努める事に力を入れている学校です。
そして3年目になると、2年間で学習した内容を実際に臨地実習で活かすようになります。
実際の患者さんへの応対や検査業務がどのような流れで行われるのかを前半にて実習等で費やしたあとに、後期は学校で国家試験に向けてまとめの学習に取り組むというようになっているようです。

安定の合格率

 
この学校の平成22年度の合格率は90%という事なので、全国平均の67%と比べると、とても優秀という事になると思います。
その理由には3年生となる4月から模擬試験を毎月行っていて、その人なりの弱点を見出すようになっています。
そして10月からは国家試験対策の授業を実施して、特別講義を行い、全国模擬試験や学力試験などの結果次第で補習授業を行い、学力のレベルが上がるような指導をしているようです。
合格に向けて明確な目標を持ち、それに向かって突き進んでいく学校側の体制が、高確率の合格を生んでいる秘訣ではないでしょうか。
そして肝心の就職状況ですが、資格取得者の就職は国公立の病院の他大学病院やその他の病院、そして臨床検査の企業等からも求人が来ているそうです。
資格を取得するとこのような多くの病院や医療関係の企業に就職が出来るので、安心して合格へ突き進む事が出来ると思います。