新潟大学医学部保険学科の特色
新潟大学の中にある医学部保健学科では、3つの科目に別けられています。
その1つ看護学専攻では主に、看護士に必要とされる知識の習得ができます。看護士は、医師の診療をサポートするほか、患者と接しながら心の衛生管理も求められる職業です。また、看護士間の協力・連携をしながら医療体制を整えることも重要。医療現場の様々な場面で活躍する看護士のもつ専門性や社会的倫理観などが学べます。
2つ目に、放射線技術科学専攻があります。服薬治療だけでなく、症状によっては放射線を用いた治療が必要になり、その専門機器を扱える人が求められます。放射線治療では様々な粒子の知識や、症状によって放射線治療の方法が異なるため、専門性の高い仕事といえます。また、医療機器を通して間接的に患者の治療ができるため、医療従事者としてのやりがいも感じやすいでしょう。
3つ目に、検査技術専攻があります。病院やクリニックをはじめとした医療機関に行くと、血液検査や尿検査などの検査を求められることがあります。医師が目視での判断ができない場合に利用されますが、症状の早期発見や医師が気づかなかった症状を発見するケースもあるため検査技師の存在は大きいと言えます。
習得可能資格
新潟大学保健福祉学科では取得できる資格では、看護学専攻の場合「看護師資格」「保健師資格」を必須として「助産師資格」が取得できます。平成23年度(2011年)から平成29年度(2017年)までの合格率は、約90%を維持しており、多くの看護師資格をもつ人材を輩出しています。
放射線技術科学専攻では、保健学を学び、指定される単位を習得することで「診療放射線技師」の受験資格が得られます。診療放射線技師の資格を取得すると、全国の医療機関での活躍やそのまま大学院に進学し、より専門性の高い知識を身に着けるための研究ができます。
検査技術科学専攻では「臨床検査技師」の資格取得が可能です。合格率も平成23年度(2011年)から平成29年度(2017年)にかけて75%以上を維持しているようです。
保健福祉学科で取得できる資格はすべて国家資格です。
活かせる職業
医学部保健学科で学んだ知識やノウハウ、資格などは卒業後に国立・私立病院や検査センターなど医療機関で活かせます。看護士学科を卒業した場合は看護士として大学病院や診療所などで活躍が期待されます。
また、放射線科学科や検査学科などでは、公的病院だけに限らず、医療の知識が必要な製薬会社や新しい医療機器の開発をしている一般企業にも身に着けた知識や資格を生かすことが可能です。