食品系の学校

東京栄養専門学校

栄養学の教育方針

栄養士になるには、まず栄養学校に入学する必要があります。
栄養学校にはいくつかの種類の学校がありますが、その中で比較的スムーズに入学できるのは専門学校であると思います。
東京の中心ともいえる場所にに位置する西新宿に施設のある栄養専門学校に「東京栄養専門学校」があります。
西新宿は都庁の他にも高層ビルが乱立する地域として有名ですが、そのビルの間には大きな公園もあり緑のある地域でもあるようです。
そんな環境に建てられているこの施設は、平成8年に増築され現在に至っているようですが、調理室、給食管理実習室等で様々な実習が行われているようです。
興味を持ったのは、学校の施設ではなく教育方針等についてです。
栄養士としてのスキルを磨く為の教育だけではなく、人格形成についての教育にも力を入れているようです。
栄養士として将来を見据えた上で、どこの職場でも職務を果たせるだけの栄養学のプロとして活躍できるだけのスキルを持った栄養士の育成に力を入れているようです。
状況を判断してそれに見合う行動が出来るようになる事が、食事を提供する相手に対して誠意を伝える事につながると言う理念から、他人に対して配慮のできる栄養士となれるように指導を行っているようです。
その為には質実剛健を掲げ、家庭的な雰囲気で少人数制による実践的なカリキュラムをこなすべく、栄養士の教育に情熱をもった講師が教授をしている学校であるという事です。

力を良く伸ばせる場所

この学校は他の栄養士学校と比べると大きな特徴があるようで、それは栄養士養成に特化した教育をする学校であるという事です。
少人数制という事で、一人ひとりの能力を見極め易いという利点があるようで、結果的に個性を伸ばす事に力を発揮できるという事です。
実習については、管理栄養士の資格の取得には卒業後3年間の実務経験が必要となるため、給食管理実務に備えた校内・校外での実習のカリキュラムが組まれているようです。
校内実習では1週間の実習を3回、校外の実習では一般企業や、病院、学校や福祉施設等での実習となりますが、1回の実習は2週間という期間になり、それを3カ所で行う事になるようです。
そのため、卒業後の実務においても万全の履修と言えるようです。
「東京栄養専門学校」は、新卒者だけではなくて学校を卒業して社会に出ている社会人の入学も出来るので、入学後は新卒と既卒が入り混じった授業となるようです。

卒業者の声

実際にこの専門学校を卒業した人のコメントを見ると、この学校での厳しい教育は今の仕事にとても役立っているという内容のコメントがとても多いようです。
人格の形成に力を入れているというのは前述の通りですが、この学校の卒業生の方も患者さんを思いやる気持ちが溢れているように思えます。
高齢となり食物を飲み込む力が低下してしまった方が少しでも長い期間食べる事を楽しんで貰える様に、ペースト状の食べ物を色々と思案しているというコメントがあり、栄養士としてだけではなく、人として他人を思いやる心を感じる事ができます。
正に質実剛健の精神なのだと思います。