福祉系の学校

介護福祉専門学校について

介護福祉専門学校とは

介護福祉専門学校では、介護についてのさまざまな分野の勉強をします。
実習授業も多く、シーツの取り替え方や入浴介助の練習などの実践もたくさん行い、かなり幅広い範囲での勉強をすることになります。
介護関連の学校は、専門学校だけでなく大学や短大などにも介護コースというものがあり、そちらでも介護についての勉強をすることができますが、大学の介護コースでは学科の授業が多い傾向があります。
それに対して専門学校では実習授業が多いので、より就職に繋がることを学ぶことができるというのが、大学と専門学校の違いです。
もちろん学科の課目もあり、学科では福祉のシステムや医学的なことを学びます。
介護は実際に介護をするという肉体労働的な仕事と、ケアマネージャーなどの利用者との折衝を行いながら仕事をするような業務もありますので、その両面から学んでいきます。
そのほか、介護というものについて、メンタル的な要素を踏まえて学ぶ授業も多いです。
学校では授業として介護を学びますが、実際に就職をして業務に入ったら、利用者とのコミュニケーションを取りながら仕事をしていきますので、より実践に活かすことができるよう、介護についてのイメージトレーニングを行い、介護される側の心を学びます。

介護実習やレポートがある

専門学校では必ず実習があり、その時間数も多いです。
実習は実際に施設に出向いたり、在宅介護に同行して行うことが多いですが、そのほかにボランティアとしての介護実習もあります。
頭で学んでいるだけではイメージできないことも、実際に自分の体を使って体験することで理解を深めることができ、就職後もスムーズに仕事に入ることができるようになります。
そのほかに、専門学校ではレポートなどの発表も行われます。
自分が介護実習に取り組んでみてなにを感じたか、介護について理解したことを確認し合うのですが、これは個人で発表する場合と、グループで共同制作をして発表する場合など、学校や授業によっていろいろなパターンがあります。
専門学校では実習授業が非常に多いので、こうした発表の場も大学の介護コースに比べると多いと思われます。
介護の仕事に就き、即戦力として活躍したいという方は、介護福祉専門学校で介護について一からしっかり学ぶことで、就職に有利になるのはもちろん、現場で役立つさまざまなことを学ぶことができます。
介護の仕事をするために、必ずしも専門学校に行かなければならないということが法律で決められているわけではありませんが、介護食を目指す方が専門学校に進学するケースがとても増えているようです。